食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、音楽界の“グルメ番長”ホフディランの小宮山雄飛さんが登場。コロナ禍で出合った、人気スリランカ料理店のテイクアウトです。「評判通りの美味しさ!」と唸った一品とは!?
スリランカ出身のシェフによる
本場の味を自宅で堪能
「お昼のブッフェが秀逸と聞いていて、行きたい行きたいと思っていたのですが、平日のランチでも予約で埋まっていることもあるほどの人気店で、なかなか行けませんでした。
そんな中、今回のコロナ騒動でテイクアウトが利用できると知り、早速行ってみたらこれが評判通りの美味しさでした!」
雄飛さんが訪問したかった店とは、JR総武線信濃町駅、東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅から徒歩8分ほどの場所にある「バンダラ ランカ」。
名だたるホテルでホテリエとして勤めてきたスリランカ出身のバンダラさんが手がけるスリランカ料理とセイロンティーのお店です。
古城を思わせる趣ある外観は、アートの複合施設「アートコンプレックスセンター」。その中にお店はあります。店内の壁面に飾られた絵を含め、まるで異国を思わせる雰囲気。ここでビュッフェスタイルのランチが楽しめるのです。
しかし、5月いっぱいはテイクアウトのみの営業中。そんな中、念願の「バンダラ ランカ」で雄飛さんが食べたのが……。
「1000円のスリランカプレートです。2種類のライスと8種類の惣菜がぎっしり詰まった充実の一皿。一品一品丁寧に作られていることがわかるスリランカ惣菜は、滋味深い味わいながらもしっかりスパイスが効いていて、食べ進むほどにじんわり汗が出てきます。
それにしてもこれだけのテイクアウト弁当が1000円だなんて! 味も量も本当に驚愕です」
雄飛さんを唸らせた「スリランカプレート」は、お店の看板メニュー。タイ米のターメリックライスとスリランカ産赤米の2種類のライスに、約8種類のおかずがのったスリランカスタイルのカレーです。
この日のおかずは、時計で11時の位置にあるオレンジ色の具材から時計回りに、
「ポルサンボル」:ココナッツとモルディブフィッシュ(かつおぶし)のふりかけ
「にんじんのテルダーラ」:にんじんのスパイス炒め
「春菊のマッルン」:春菊のココナッツ和え
「かぼちゃカレー」:ココナッツミルクたっぷりでマイルドな口当たり
「チキンカレー」:スパイスがしっかり効いた辛口
「キャベツのテルダーラ」:千切りキャベツのスパイス炒め。こちらも辛口
「大根カレー」:スリランカにはないシェフオリジナル。中辛
「レンズ豆カレー」:スリランカカレーの定番といえばコレ。辛さがなくやさしい味わい
「ナスのモージュ」:揚げナスのスパイス炒め
雄飛さんが召し上がったときよりも1種類多いのはご愛嬌。おかずの数(8or9種類)と同様に、内容も日替わりです。
そして、プレートのてっぺんに鎮座している白いものは「パパダム」。豆の粉で作られるせんべい。パリッとした食感が小気味いいです。最初はそれぞれひとつずつ食べて、最終的にはすべてを混ぜるのが、お店おすすめの食べ方。