2020.06.16
# トヨタ

やはり独り勝ち、世界の自動車メーカーはトヨタにひれ伏すのか?

いよいよ自動車業界大淘汰
大原 浩 プロフィール

ホンダには頑張ってほしいが……

トヨタ自動車の企業としての優秀さにはいつも感銘を受けるが、それは徳川家康が偉大だと感じるのと同じである。

戦国武将としては、織田信長や豊臣秀吉に人間的魅力を感じるのと同じように、私は学生時代のオートバイ以来のホンダファンである。だから、最近の企業としての同社の元気の無さはさみしい限りだ……

本田技研工業の航空事業会社であるホンダ エアクラフト カンパニーが研究開発、製造販売をする小型ビジネスジェット機であるホンダジェットは、2020年現在、世界で150機が運用されている。

創業者を始めとするホンダ社員・ファンの「大空への夢」を実現したのは素晴らしいと思う。それに対して、三菱重工のMRJ(三菱スペースジェット)は開発の遅延が続きいまだに1機も納入されていない……

ただ、この「大空への夢」は、ホンダの企業業績にはほとんど貢献していない。バフェットも、航空産業への投資では何回も失敗しているから、「大空への夢」はビジネスにとっては鬼門かもしれない……

2019年10月に日立・ホンダ傘下の車部品メーカー4社が合併すると報道された。ホンダが系列3社を完全子会社化し日立オートモティブシステムズを存続会社に吸収合併する。しかし、経営統合後の新会社の持ち株比率は日立が66.6%、ホンダが33.4%である。生き残りをかけた再編とのことだが、主導権は日立にある。

ホンダには独自の立ち位置で頑張ってほしいが、前途は多難だ。

 

ちなみに、トヨタとホンダは浅からぬ因縁がある。本田宗一郎が社長(後に専務に退く)を務めていた、「東海精機重工業株式会社」の株式をすでに同社に出資していた豊田自動織機に売り払い、1年間の休養を経てホンダを創業している。

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