息ができない…「肺の病」で死ぬのは、こんなにつらくて苦しい

脳出血よりも心不全よりも恐ろしい
週刊現代 プロフィール

咳が止まらず一睡もできない

さらに、肺炎や結核が悪化すると、胸膜炎を併発することがままあるが、これがまた相当な苦痛をもたらす。

「胸膜炎を起こすと、呼吸で胸膜が動くたびに、激烈な痛みが出るので、患者さんは息をひそめるようになります。

ですが、そうすると、か細い呼吸しかできなくなるので、さらに息苦しくなる。でも、苦しいからと息を大きく吸うと、また強烈な痛みに襲われる。その雁字がらめの状態に、どうしたらいいんだと泣き叫びたくなる方は少なくありません」(上田氏)

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肺の苦痛は、息苦しさだけではない。1年半前、インフルエンザが重症化し、肺炎を起こしてしまった橋爪哲也さん(67歳、仮名)はこう振り返る。

「一昨年の冬、インフルエンザで高熱が4~5日続いたときのことです。私は持病の不整脈もあるので、念のため、通っている近くの病院に入院することになりました。

 

入院から3日後、ようやく熱が下がり始めていたころに、肺炎にかかってしまいました。医者の話によれば、インフルエンザで免疫が落ちていたため、本来なら感染しないような弱い細菌にも、感染しやすくなっていたそうです。

その後、咳が出始め、だんだんと悪化していきました。咳は発作的に始まり、一度せき込むとなかなか治らないので、寝ようと思ったときに始まると、静かになるまで寝付けません。咳が一向に止まらず、朝を迎えてしまうこともありました。

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