GAFA+Mの時価総額は東証1部を上回った
アップル、アルファベット(グーグル持ち株会社)、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックは、GAFAと呼ばれている。これらにマイクロソフトを加えた企業群(GAFA+M)は、ニューノーマルへの動きをリードしている。
グーグル、フェイスブックはコロナ禍で広告料収入が減ると考えられたが、業績は堅調だ。2020年1~3月期決算は、5社とも増収を確保し、最終損益も全社が黒字だった。



増収率が26%ともっとも高かったアマゾンは、電子商取引からクラウドコンピューティングサービスにいたるまで、危機への適応力と耐久性が高いことを示した。
2020年4月に、GAFA+Mの時価総額の合計が、東証1部約2170社の時価総額の合計を上回った。
2010年1月時点では、Facebookは上場しておらず、東証1部がGAFA+Mの5倍程度だった。2016年末時点では、東証1部が2倍以上大きかった。約3年半で東証1部の時価総額が4%程度減少したのに対し、マイクロソフトの時価総額は2.8倍、アップルも2.1倍になったため、このような状態になったのだ。


日本企業の株式時価総額トップはトヨタ自動車だ。アメリカ1位のマイクロソフトは、5月26日終値時点で時価総額が1兆3897億ドル。トヨタ自動車(1768億ドル)の約8倍だ。