子どもの知力を育てる、ファンタジー本『怪奇漢方桃印』のスゴい中身

「おしり探偵」を超える作品
講談社 第六事業局 プロフィール

読書をするほど、学力が向上

コロナになりオンライン授業や、動画の視聴、ゲームに使う時間のアップなど、まさにデジタル漬けの日々が、子供たちにも大人にも大きなストレスを与えている。

実は、ビル・ゲイツスティーブ・ジョブズといったシリコンバレー族は意識的に、子供をデジタルに触れさせないようにする「テックフリー教育」を施している。

一定の時間、スマホ等のデジタル機器に触れさせないようにするために、有効なのが、面白い本への旅ということで、意識的に子供たちの前でスマホ等を使わず、本を読むように心がけているという。

Photo by iStock

実際、読書は学力が低い子どもたちにプラス効果が大きい。たくさん読書をしている子どもほど学力が向上することが、「ベネッセ教育総合研究所」が2018年10月26日に発表した調査結果より明らかになっている。意外なことに読書量の効果は、特に「算数」で偏差値の変化の差が大きいという。

面白い作品との出会いが一番の「薬」

第一印象が、物の好き嫌いを決めていく。子供を読書好きにするには、最高に面白い本との出会いが一番の薬になる。「怪奇漢方桃印」シリーズの主人公・桃さんは言う。「もしかしたら子供を本好きにする薬だってつくれるかもしれないのね」と。

 

著者の廣嶋玲子は、コロナ禍の学校にいけないこどもたちのために、発売前の「怪奇漢方桃印」を1章分、無料公開してくれた。(「講談社BOOK倶楽部」内の特設ページにて2020年5月28日〜12月31日までの限定公開)

「テンポがよくてすぐ読めた」「桃さんがおもしろくて、うちの近所にきてほしい」「薬の名前が変で、自分も変な薬を考えたくなった!」など、ワクワクした子供たちの感想がすでに返ってきている。

関連記事