子どもの知力を育てる、ファンタジー本『怪奇漢方桃印』のスゴい中身

「おしり探偵」を超える作品
講談社 第六事業局 プロフィール

現在、日本人は世界177か国から入国拒否されており、今年の夏、どこに行こうか? 頭を悩ませている人も多いだろう。

そんなときは、「〇〇の干支が出てくるらしいよ」「日本全国いろんなところが舞台らしいよ」「一緒にどこが舞台か考えてみようか?」と言って、『怪奇漢方桃印 いらんかね? 退魔封虫散』を渡してみてはいかがだろうか?

 

今年の夏、想像力の羽にのって、一番遠いところまで、最高の旅ができるかもしれない。

「最高におもしろい本をおともに一日、家族でテックフリーの日を作ってみるといいなのね」

きっと「怪奇漢方桃印」の主人公・桃さんならば言うに違いない。(了)

怪奇漢方桃印 いらんかね? 退魔封虫散

遊び心で、まものを呼び出して、願いをかなえてもらったら!? 弟なんていらないと叫んだら? お墓でふざけてしまったら? ちょっとしたきっかけが、大事件をおこしちゃう。その困った悩み、桃さんが解決します! 魔法の薬だんすからあらわれるのは、ふしぎなふしぎな漢方薬! どんな悩みも、一瞬で解決してくれる、すてきなすてきな漢方薬!! ただし、材料は、自分でさがす必要が……!? 鈴の音がきこえたら、それはあなたの街に桃さんがやってきたしるしだよ!

『怪奇漢方桃印 いかがかな? 相思相愛香』

ほれ薬があったら、使ってみたい? 友だちの恋を応援するために、ふしぎなおじいさんに「相思相愛の薬」を頼んだら……? 自分をバカにする兄にいいところを見せるつもりが、迷子になって、ふしぎな場所に迷い込んだら……? 友だち・家族……どんな悩みも、漢方屋さんの桃さんがズバッと解決! 十二の干支の神様たちも大活躍! ふしぎな木箱を背負った、ピンクのひげのおじいさんがやってきたら、きっとそれは「悩めるだれか」がいる証拠! 桃さんの頼れる相棒・アオジが桃さんのヒミツを語る特別編つき!

作/廣嶋 玲子(ひろしま・れいこ)神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞受賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。 代表作に『ふしぎ駄菓子 屋 銭天堂』(偕成社)、『十年屋』(静山社)、『妖怪の子預かります』(東京創元社)などのシリーズがある。

絵/田中 相(たなか・あい)三重県生まれ。 漫画家。 『千年万年りんごの子』で第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。 そのほかの作品に、 短編集『地上はポケットの中の庭』、 長編『LIMBO THE KING』『その娘、 武蔵』(すべて講談社)などがある。

関連記事