在宅時間が増えたせいで……
内閣府が6月21日に発表した調査によると、全国のコロナにともなうテレワーク実施率は34.8%程度にとどまったようです。
思ったよりも少ないという印象を受けるかもしれませんが、アパートやマンションなど集合住宅でいえば、最低でも1世帯はテレワークに移行した家庭があることでしょう。
また、全国の小学校でも授業が始まりましたが、三密を避けるため、隔日登校や半日登校にしている学校も多くあります。

スポーツジムや図書館などの施設の閉鎖・短縮営業などもあり、「コロナ以前」に比べて家にいる時間は圧倒的に増えたはずです。
こうしたなかで急増しているのが、騒音やゴミ出しなど、集合住宅での隣人同士のトラブル。特に自粛期間中は必要以上に神経質になっている人も多く、ちょっとした生活音や隣人のマナーが思った以上の大惨事に発展するケースも多発しています。
当事者同士の話し合いやマンションの管理組合、管理会社の働きかけで事態が収まればいいのですが、不快に思った住民の嫌がらせがエスカレートして、警察沙汰になるケースも頻繁に起こっています。
うちのマンションは大丈夫と思っていても、明日は我が身です。最悪の場合、マンションの資産価値にも大きな影響を与えることになってしまうかもしれないのです。