「大荒れ気配」の日本株市場
今週の日本株市場は、国内外でさまざまな金融政策イベントが立て続けに起こることもあり、「大荒れ」の気配が漂っている。
経済アナリストが言う。
「日本では日銀の金融政策決定会合が開かれます。欧米ではECB定例理事会が開かれ、7月のNY連銀製造業景気指数も発表される。
そして、新型コロナウイルスの影響をモロに受けた中国の4-6月期GDPも明らかになり、市場は改めて、コロナのダメージと今後の対策について反応せざるをえなくなるでしょう」

米国ではコロナの合計感染者数が300万人を超えた。これを受けて、上げ調子だった米ダウ株価もひと段落。日本でも東京の新規感染者数は過去最高を更新し、さらに各地で相次いでいる豪雨災害の対策がどうなるか不透明で、経済的に見れば先のことがわからない状況が続いている。
それに加えて、翌週の23日からは日本の株式市場が4連休に入る。連休前は株式を一旦売却する大口の投資家も多い。逆に、一般の投資家から考えてみると、それが「駆け込み投資」の絶好のタイミングであるとも言えるだろう。