僅かな可能性に賭けたが…
久保建英が所属するスペイン1部リーグ19位のRCDマジョルカは16日(日本時間17日未明)、ラ・リーガ37節で、10位のグラナダとホームで対戦したものの、1-2の逆転負けを喫し、チームは1シーズンでの降格が決まった。
この日の試合も13試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた久保は、右MFとしてフル出場。残留のためには残り2試合の連勝が必須、この日のグラナダ戦に勝った場合も、他会場の結果によっては残留が決まるという厳しい状況のなか、僅かな可能性をかけて試合に臨んだ。
何としても勝利を収めたいマジョルカは、前半から積極的な攻撃を仕掛け、13分には久保がペナルティエリア右サイドからシュートを放つも、グラナダのGK、ルイ・シルバの正面を突いて得点はならず。
前節のセビージャ戦では、相手の積極的なプレスに苦しみ、自陣での守備に追われた久保。この日の試合では、29分と43分にシュートを放つなど、久保は攻撃面でも存在感を見せたが、得点には繋がらなかった。

試合は20分、自陣のクリアボールをクチョ・エルナンデスが左サイドをドリブルで持ち込んだ鮮やかなゴールを挙げてマジョルカが先制に成功するものの、前半ロスタイムには、クリアボールを拾ったグラナダのFW、ヴィクトール・ディアスの強烈なシュートがゴールネットに突き刺さり、同点に。
後半も積極的な攻撃を続けるマジョルカは、後半始まって間もない48分に、久保も絡んだ決定機からFWのアンテ・ブディミルがシュートを放つも、ルイ・シルバのファインセーブによって得点ならず。さらに60分にも、ゴール正面からの直接FKを獲得し、サルバ・セビージャがシュートを放ったものの、惜しくもゴールバーを直撃。そして65分にはペナルティエリア前でパスを受け、久保が鋭いシュートを放つなどゴールに迫るものの、得点を奪うことができなかった。