2020.07.25

「レズ風俗」にハマる女性が続出中…知られざる「新しい快楽」の秘密

そこでは何が行われているのか
御坊, 天野 しゅにんた プロフィール

御坊:こういってしまうとつまらないかもしれませんが、お客様はいたって「普通」の女性ばかりですよ。年齢は、下は20歳前後から上は70歳前後まで。職業も幅広いです。レズ風俗とはいいますが、セクシュアリティもそれぞれで、実はレズビアンとはっきり自認されている方は少数派で、バイセクシュアル、ヘテロセクシュアルの方が多いですね。夫や彼氏といった、男性パートナーがいる方もいますよ。それから、自分のセクシュアリティがわからないからそれを探るために、という方も少なくありません。

天野:普通というとキャストさんもそうですよね。取材で「レズっ娘クラブ
の事務所にお邪魔しましたが、みなさん、すてきなカフェで働いていそうな雰囲気。ボイ系のキャストさんがさっそうと出かけていく姿を見て、さわやかで好感度が高いなぁと思いました。

キャストは主に見た目の特徴から、女性らしい「フェム系」、男性のような「ボイ系」、その中間にあたる「中性系」に便宜上、分けられている。
 

御坊:『愛されてもいいんだよ』の「倫」は、契約社員として勤めてはいるけれど、仕事にも職場の人間関係にも引っかかるところがあって、疲れ気味。自分はこのままでいいんだろうか……と思っているときに、レズ風俗の世界を知るわけですが、彼女に親近感を覚える女性は多そうですね。

天野:レズ風俗についての話題をメディアでよく見聞きするようになりましたが、特に性にアクティブでもない女性にとっては、まだまだ身近とはいえない世界だと思ったんですよね。普通の女の子は、どういうきっかけがあればそこに飛び込もうって思えるんだろう、とあれこれ想像をめぐらせました。すごく勇気がいるんじゃないかと。

御坊:現実のお客様を見ていても、ものすごい勇気を出して来てくれたんやなぁ、って感じることが多いですね。初めての予約のとき、「お店のことは何年も前から知っていたんですが、やっと決心できました」と書き添える方がとても多いんです。

天野:そこで踏み出した一歩は、人生の大きなターニングポイントになるんじゃないかなぁ。

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