――その場で酒寄さんは、“4人のぼる塾”を了承したのですか。
酒寄:正直言って、「私、邪魔じゃないのかな」という気持ちはありました。
田辺:ああ、最初はそうだったね。はじめのうちは、たぶん、酒寄さんはそれを感じていたと思う。だから、私、あんり、はるちゃんは、「酒寄さんも必要だ」ということは強く伝えました。
酒寄:誘ってくれた一番の理由が、単純に「4人が楽しいから」と言ってくれたのがすごくうれしくて。難しい言葉で言われるよりも、ただ「3人より4人一緒のほうが楽しくできるから」と言ってもらえたのが、ストレートにうれしかったです。だから、「これは私も参加していいんだ、ぜひ参加したい!」と、素直に受け取ることができました。
もともとは先輩と後輩だった
――もともと猫塾としんぼるは、仲良しの先輩・後輩だったんですか。
あんり:シルエットも似ていて、結構、比べられることも多かったです。私たちは「猫塾を見たほうがいいよ」と言われていたので、意識もしていました。超えなきゃいけないんだろうなという。
きりや:そうだね。
田辺:しんぼるは後輩で、お世話になっている作家さんからも「こいつら、おもしろいから」みたいな感じでよく話に出てきていた。後輩だけどライバル視はしていました。
きりや:えっ、うれしい。
酒寄:私も、ムチャクチャおもしろい女芸人の後輩がいると聞いていて、すごく意識していたんです。田辺さんが最初にあんりちゃんとはるちゃんとご飯に行って、すごく楽しかったって仲良くなってくれて。私は結構、人見知りするタイプなので、田辺さんが架け橋になってくれました。