答えは意外に隙間のあるこれ
実際に6本の缶の周りに線を引いて考えてみましょう。要素を分解してみると円に接している部分と円と円の間を繋いでいる部分に分類することができます。

赤と緑の線は直径と同じ長さです。5個中4個の図では直径の長さ6つ分と円周1つ分でロープが一周することがわかります。
それに対して2つ目の束ね方は、下側の部分が直径2つ分よりも少しだけ短くなります。つまり、5個の束ね方のうち、1つだけロープの長さを節約することが可能なわけです。他の4つの束ね方が同じ長さになるというのも、不思議に感じられませんか?
地球一周をロープで結んだら
円とロープの話では、もう1つ面白い問題があります。それは、以下のような問題です。
「いま、地球にぴったりくっついたまま一周するようにロープが巻きます(ここでは地球はでこぼこがないきれいな球体とします)。ここで、地表から1メートルだけロープが浮くように、ロープの長さを追加することにします。どれだけの長さのロープを追加すればよいでしょうか。」
地球の1周の大きさは約40075000メートルとして、実際に計算してみてください。
