WindowsやMacより「Chromebookがテレワーク最強」な理由
「安いだけ」ではありません「Windows」でも「Mac」でもない、Googleが作ったパソコン「Chromebook」をご存じしょうか?
日本ではマイナーな存在ですが、コロナ禍によるテレワークの浸透もあり、注目度が高まっています。時流に乗ってChromebookの出荷台数も飛躍的に増加、「DigiTimes」によれば4月だけで460万台を記録。2019年に1,700万台だった出荷台数はさらに増えて年間2,000万台に届く勢いです。
日本でも、神奈川県が県立高校全144校にChromebookを導入、大手家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ)でも販売するなど、その人気はうなぎ登りとなっています。
本稿では、そんな「Chromebook」について解説、「Windows」や「Mac」との違いやメリット、テレワークパソコンとして魅力を紹介していきます。
Chromebookとは?
Chromebook(クロームブック)は、Googleが開発した「Chrome OS」という独自のOSを搭載したパソコンです。世界では2011年に Google が発売を開始、日本では2015年に発売をスタートしました。
2015年までは「Chromeブラウザ」だけを搭載、ブラウザでの作業に特化したパソコンでしたが、2017年からは「Android アプリ」にも対応。タブレットライクにも使えるようになりました。
見た目はこれまでのパソコンと同じですが、タブレットの使い勝手も取り込んだ「いいとこ取り」をした新しいタイプのコンピューターといえます。

WindowsやMacとなにが違うのか?
Chromebookは、これまでのパソコン(WindowsやMac)とはちょっと仕組みが違います。どのようなことが違うのか? 説明していきます。
■作業は基本的に「ブラウザ上」で行う
ChromebookがWindowsやMacと一番異なるのが作業するスペースの考え方です。
作業は基本的に「ブラウザ上」で行います。これまでのパソコンにあった「デスクトップ」という概念がありません。
例えば「Windowsで計算資料を作りたい」となったときは、スタートメニューやデスクトップのショートカットからExelを起動して編集しますが、Chromebookではブラウザ上のアプリを利用して編集を行います。
以下は実際のChromebookのデスクトップ画面です。一切アプリのショートカットやファイルは置けないようになっています。
