■データはすべてクラウドに保存される
作業は基本的に「ブラウザ上」で行う仕組みのため、データも自動的にすべてクラウドに保存される仕組みとなっています。
「Windows」や「Mac」でも作業したファイルなどはクラウドに自動保存されるようになってきましたが、あくまでもローカルがメイン。編集したファイルは「MyDocument」などに保存されます。
これに対して「Chromebook」では作業中のドキュメント、ブラウザの閲覧履歴やブックマークなどあらゆるものがクラウドに保存されます。ローカルには一時的に保存したファイルが置かれるだけです。
そのため、同じアカウントであればどの端末から入っても同じ環境となるよう設計されています。
Chromebookはクラウドに保存された自分専用のデスクトップにアクセスするための箱と考え得ると理解しやすいですね。

■Windows・Mac用アプリは使えない
データがすべてクラウド保存される仕組みの裏返しとして、ユーザーはソフトウェアを自由にインストールできないようになっています。
なのでビジネスで定番なマイクロソフトの「Word」「Excel」「 PowerPoint」も「Chromebook版」というのは用意されていません。どうしても使いたい場合は、マイクロソフトが用意しているブラウザ版か、後述するAndroidアプリで代用する必要があります。
今後、Windowsが動くアプリも発売予定ですが、法人限定でハードルも高いです。