立皇嗣の礼はコロナ禍で延期、長女の婚約は相手方のスキャンダルで不透明。そんな難しい状況が続く宮家から、エリート公務員たちが次々と逃げ出している。未来の天皇家の揺れる内幕を覗いた。揺れる内幕について、発売中の『週刊現代』が特集する。
紀子さまの逆鱗
「このボタンは何?」
「それはモードダイヤルだね」
「じゃあ、これは?」
「それは絞りです」
「あ、トンボだ。ちょっと貸して下さい」
「両手でしっかり持つんですよ」
長い望遠レンズをつけたカメラを息子に手渡す。機種はニコンDF。スマホ撮影が当たり前の現代ではマニアックともいえる、操作の難しい一眼レフだ。
そうやってカメラの操作方法を教える姿は、いたって普通の父親のようだ。だが、その表情はやや硬く、憂いの影が差す。心ここにあらずとも見受けられる。
9月6日、悠仁さまが14歳の誕生日を迎えた。同時に宮内庁が公開した動画で、秋篠宮は息子と二人きりで赤坂御用地内を散策していた。
「一昨年の動画では、眞子さま、佳子さまと遊ぶ様子、昨年は秋篠宮ご夫妻とブータンを訪れた際の様子が公開されました。
今年は父親と二人きりで、この家には『未来の天皇』が二人いると強調されるような内容でした。しかし、親子水入らずのはずなのに、どことなく緊張感がある点が気になりました」(宮内庁担当記者)

いずれ皇位を継ぐだろう二人の男子を有する秋篠宮家。だが、漏れ伝わってくるその内情は、順風満帆とは程遠い。
「秋篠宮は昨年の御代替わりに伴って皇嗣というお立場になり、職員の数も約20人から50人に増員されました。ところが、その職員が次々と辞めてしまうので、活動に支障が出ているのです」(前出の記者)