2020.10.11
# 不動産

別居中の浮気夫が住宅ローン3000万を滞納…強制退去になった主婦の「誤算」

そうならないために、どうすべきか
高橋 愛子 プロフィール

Yさんの場合は、どうしても住みたい場合は、住宅ローンを借りている銀行の夫の債務を引き受けることや、他の銀行で借り換えるという手段があるが、Yさんは専業主婦のため、収入がなく住宅ローンを組むことは不可能だ。親族等からの援助があれば払えるかもしれないが住宅ローンの全額である3000万円もの大金はそう簡単に出してくれない。

債務者である夫が支払い困難になり滞納し、競売にかけられている現状では、このまま住み続けるのは難しい。もしくは、落札後、Yさんに賃貸で貸してくれる人に買ってもらい、家賃を払って住み続ける方法もあることにはあるが、家賃相場は20万円位はする物件だったので、Yさんに払っていける資力はなかった。

そのため私は不本意ではあるが、任意売却に応じて引越先を探していったらどうか? と提案した。

 

怒りが収まらない

Yさんのマンションは時価4000万円。

いま、任意売却をしたら1000万円弱手元に残る。別居期間も長く、離婚裁判をされたらいつかは離婚が成立してしまう。それなら、いま売却をして、引越代プラスαのお金を得て、今後の生活の足しにしたほうがいいのではないか? とアドバイスしたが、彼女は断固拒否。

絶対にこのマンションを出ていかない!悪いのは女を作って出ていった夫だ! と感情のままに住み続けた。

結局、競売の入札が始まり、競売基準価格は、2800万円。最終的に不動産業者が3400万円で落札した。

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