2020.10.08

『赤毛のアン』は「30歳以上の大人」にこそ読んでほしい文学…そう言えるワケ

『赤毛のアン』にまつわる誤解

『赤毛のアン』は読むと元気がでる小説だ。

今年も、春に読んだ。

新潮文庫の『赤毛のアン』だ。朝ドラにもなった村岡花子が訳した一冊である。

今年はいつもと違った年だったこともあって、また、夏になって読み返していたらNHKでドラマが放送されるのを知った。

 

カナダ制作の『アンという名の少女』というドラマである。

9月から放送されている。NHK日曜夜11時から。

『赤毛のアン』はよく読み返すのだげれど、年に二回読んだのは初めてだとおもう。そんなおりにドラマが見られるのは不思議な縁を感じる。いろんな人がいまアン・シャーリーの物語を求めてるのかもしれない。

『赤毛のアン』など、むかしから読み継がれている文学には、なにかしらの誤解がつきまとってるようにおもう。

作品が有名だから、読んでない人も何かしらのイメージを抱いていて、それがちょっと歪んだ先入観を抱かせているように感じる。

大人になってからそういう古い小説を読んでみると、いかに自分が勘違いしていたのか、とても驚いてしまう。

事前に持っていたイメージどおりだった小説はひとつもなかった。

そう言いきっていいくらい、だいたい「読んでいない有名小説に関する漠然としたイメージ」は間違っている。

それは勝手に変なイメージを抱いていた自分が悪いのだけれど、でもそのイメージのおおもとは「その小説を読んでないふつうの人の感覚」に近いようにおもう。

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