料理って自分でやらなきゃダメなの!?
新型コロナの影響で外出自粛が強いられ、自宅で食事をしなくてはならない状況が続いた昨今。テイクアウトや宅配の利用もできますが、健康面や金銭面のことを考えると毎日毎食とはいかず、自炊をする機会が多くなりました。料理が苦手な人や忙しくて時間のない人にとって、この自炊に負担を感じていた人も多かったのではないでしょうか。

そんな人たちの共感ポイント満載なクッキングコメディマンガ『すみれ先生は料理したくない』では、料理嫌いの主人公が「料理ってやらなきゃダメなの?」「私は誰かに作ってほしい」などの本音をぼやきながら、料理に向き合い奮闘する姿を描いています。現在スマホ向けコミックサイト『マンガよもんが』で連載中で、今夏には全6話を収録した単行本が発売された人気作品です。

職業はピアノ教師、容姿端麗で上品かつ優雅な佇まいに誰もが憧れる主人公の白雪すみれは、周りからは家庭的な女性と思われていますが、実生活では常に金欠&彼氏ナシの独身30歳。さらに、「たったの3工程で失敗なし」「切って混ぜて焼くだけ」と書かれた超簡単レシピの料理も作れないほどの料理嫌い。じゃがいも1個を切ることもできません。それならいっそのこと「料理上手な王子様」を探してしまおうと計画を立てますが、そんなに都合よく王子様は現れるのか…? そして、料理嫌いを克服できるのでしょうか?
すみれ先生が料理をするとどうなる…?『すみれ先生は料理したくない』無料試し読みはこちらから▼
担当編集より一言!
今作は当初、大久保先生ご自身から「料理」をテーマとした漫画を描きたいという、ピンポイントな打診を受けて始まった作品でした。テーマがテーマなだけに、ならばさぞ料理上手なんだろうなと思っていたのですが……実は大久保先生、びっくりするほど筋金入りの大の料理嫌い! 漫画家と主婦業の二足のわらじで十数年、毎日毎日頑張ってご家族のために料理を作り続けたそうですが「上達もしなければ、1ミリも好きにもならない」という不満がある日爆発。以来、大久保先生が料理担当を放棄し、強制的に料理上手な旦那さんに変わったという苦いエピソードもあったそうです。
どんなに簡単だといわれる料理レシピでも、材料を用意するところから始まり、使った道具の洗い物まで数多くの工程で成り立っています。仕事や家事に日々追われて疲れた身体には、地味に堪える作業ですし、代わってくれる人がいなければ自分でやるしかない。そんな料理嫌い「あるある」を、大久保先生の経験を元にしたリアルな本音が主人公を通してコミカルに描かれ、思わずクスリと笑ってしまうシーンが盛りだくさんとなっています。料理嫌いや苦手な方には共感必至、また、そうでない方にもどこか応援したくなる”すみれ先生”の奮闘と成長、ぜひ楽しんでいただければうれしいです。
『すみれ先生は料理したくない』続きを読む▼
『すみれ先生は料理したくない』単行本は▼