出だしがぎこちない
菅義偉総理大臣が10月3日にツイッターに投稿したトランプ大統領への「お見舞い英文」が、インターネット上で大きな話題になっている。
〈親愛なるトランプ大統領へ。貴大統領とメラニア夫人がコロナに感染したとのツイートを見て心配しましたが、お二人が速やかにコロナを克服し、日常を取り戻すことを祈っています〉
この内容を英文に直しただけのものだったのだが、「英文レベルが低すぎる」、「総理はきちんとした英語を使ったほうがいい」と散々な評判なのだ。
日英翻訳に精通する作家で東京工業大学名誉教授のロジャー・パルバース氏も「出だしからぎこちなく、日本の高校2年生くらいが書いた英文のように読める」と言う。

「大統領と夫人をyou and Madam First Ladyと呼ぶのは違和感があるのでYou and Mrs. Trumpとしたほうがいい。
それから、『速やかな回復』をearly recoveryという言い方はあまりしません。
Speedy recoveryという表現を使います。全体的に機械翻訳のようで、心からの温もりが感じられません」