2020.11.05

私、4股してるの…別れを迫る「年下の彼女」が突きつけた、衝撃の事実

ストリートナンパの恋愛事情【前編】
仙田 学 プロフィール

——課題をやってる学生かな。それともデザインの仕事してる人? 何を描いてるんだろう。

勉強や執筆の合間に彼女の姿が目に入るたびに、私はあれこれと妄想した。

やがて、彼女の姿が見えない日には心のどこかで待っていたり、現れると目で追っていたりすることに気がついた。

——可愛いな。話してみたいな。

そう思うようになるのに時間はかからなかった。

だがどうすれば話せるのかがわからない。私と彼女には何の接点もないのだ……。

数ヶ月間、悩みに悩み、気の迷いだと忘れようとした。だが忘れられず、思いはむしろ強まる一方だった。

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このままでいるのは辛すぎる……もうどうなってもいいや。ある晩とつぜん話しかけたのは、悩み続ける苦しさから解放されたい一心でだった。

何と声をかけたのかは覚えていない。怖くて脚が震え、声も震えていた。声をかけられた彼女も震えていたが、普通に受け答えをしてくれた。

少し話すうちに、大学院でフランス語の勉強をしていると私が言うと、彼女は「これ何て書いてあるかわかります?」とハンカチを出してきた。

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