2020.11.01
# マンション # 不動産

「高級タワマン強盗」で露呈した「マンション防犯」大きな落とし穴

「万全セキュリティ」は本当に万全?
日下部 理絵 プロフィール

「抜け穴」だらけのオートロック

また、オートロックの自動ドアに隙間があると、その隙間を通る幅のものを挿し入れ、反対側のセンサーを反応させると容易に突破できてしまう。最近のオートロックの下方をみると、隙間がほぼないか、隙間を防ぐゴム素材などが付いていることが多い。

もし、ご自宅マンションのオートロックの自動ドアに隙間がある場合は、管理会社やメーカーに相談することをおすすめしたい。隙間を防ぐ方法が提案されるはずだ。

また、近年ではあまり見かけなくなったが、非接触キーが支流になる前のオートロックでは、鍵での施錠以外にオートロックの部屋番号を押す、テンキーに予め決められた暗唱番号を入力することで開く仕組みがある。

これは都内のとあるマンションでの話だが、テンキーの暗証番号が近隣の学校内で伝言ゲームのように広まり、マンションのエントランス内の共用トイレが学生の立ち寄り所のようになってしまったことがある。何度、暗証番号を変更しても時間が経つと同じことが起こるため、暗証番号の設定(使用)を中止した。

 

もし、暗証番号の入力だけで入れるオートロックを設置しているなら、一刻も早く暗証番号の使用を中止することをおすすめしたい。

近年のマンションでは、セキュリティゲートといって、オートロックの自動ドアが二重になる仕組みが多く採用されている。エントランスやエレベーターホールに自動ドアがあるパターンだ。人が通行したらすぐに閉じるため、共連れを最小限に抑えることができる。

さらに、セキュリティを強化するため、エントランスのオートロックの自動ドア、エレベーター内の非接触キーなどをかざす受信機、エレベーターを乗り換え階で乗り換える仕組みを導入するマンションも存在する。

エレベーターの乗り換えは、日常生活を考えると少し不便だ。一方でエレベーター内の非接触キーの導入は、非接触キーか解除するカードのタッチがなければ、エレベーターが動かないため、セキュリティの強度としては比較的高いと言えるだろう。

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