私ではない人のことをリアルに当てて…
私はこの先生から、「Aさんは来年このような病気になるので支えてあげてください」「Bさんはこれからこのような経済状態になるので、お付き合いが難しくなります」など、私自身のことではなくAさんBさんという名前で相談した他者のことをアドバイスされたことがある。「そんなまさか、ある訳ないだろう。先生でも間違えるんだなぁ」と私も聞き流してしまい、心にも留めずにいた。しかし、次の年にAさんは重い病気になり、数年後にBさんは財産の多くをを失ってしまった。私はすっかり忘れていたのだが、当時占い結果を雑談で話していた家族から「全部先生のいう通りになったわね……」と言われ、驚いて録音を聞き返し、思わず鳥肌が立った。
自分についての予言だったなら、自己暗示で無意識に言われた通りの未来になるように毎日の選択をしてしまう可能性はある。しかし、AさんBさんというだけの情報で、本人にも何も伝えていないのにその通りの未来になっていたのだ。
K先生は新規の予約は2年待ち、リピーターは半年待ちなのだが、それは先生の能力に関係があるという。相談者を見るにあたって、その人にチューニングを合わす際、初めての人に合わすのはエネルギーの消耗が激しいようなのだ。例えば、自転車に乗れるようになるまでは大変だけど、一度乗れるとバランスが取れて乗りやすいように、一度みた人にはその後もチューニングを合わせやすいらしい。
統計学をメインとした占いも多いが、このように理論だけでは説明のできない占いもある。こういったスピリチュアル的なものは、本当に能力のある占い師もいる反面、好き放題に言って占い師の「フリ」をする人もいる。そのため、占いを利用するつもりが相手に利用されてしまう可能性もあるので、依存しすぎずにアドバイスだけを受け取るという姿勢を忘れずに付き合うことが大切だ。
