■「3C思考」で戦略を立てる癖がついていたこと
「面接では「成果を出すまでのプロセス」や「どのような制約条件下で仕事をしていたのか」について詳しく聞かれました。採用ポジションとどれだけ共通点があるのか、同様の成果を期待できる再現性があるのかを見ていたのだと思います。
MVPを取った前述の大手グループでのRPO獲得は、自分の中では自社、競合、市場という3つの切り口で戦略を考える手法(3C分析)をした結果の行動でした」
カズさんの行なった3C分析とは以下のものだった。
【自社】 売上は小さいながら大手グループ企業と既に契約をしている。
【競合】 長年、この大手グループ企業は元グループ社員が経営する採用代行会社との結びつきが強く、競合も入り込めていない状態。つまり、一度深く入り込めば、競合も入って来れないため、競合優位性がある。
【市場】 自動運転分野での採用ニーズが高まっており、担当した大手グループ企業での採用予算も数億円規模。
「このように、狙いすましてうまく獲得できたことで、転職活動時には非常に評価してもらえました」