コンドームをつける練習を

3つめのポイントは「コンドームをつける練習」です。日本ではコンドームが主流の避妊法であるにも関わらず、その使い方を具体的に教えてくれる学校はほとんどありません。中学3年生の保健の教科書では「性感染症予防にはコンドームが効果的です」と書かれているのみ、高校になるとコンドームは「避妊具」として紹介され、写真も載りますが、詳しい使い方の説明はありません。これではコンドームを正しく使えるわけがありません。

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コンドームの使い方にはいくつかコツがあります。まずは開封時、切り口は最後まで切り落とします。漫画などでは「切り口が中途半端に繋がった状態」をよく見かけると思いますが、これでは取り出すときに切り口の鋭角部がコンドームに触れやすくなり、コンドームを傷つけてしまうおそれがあります。

次に大事なのが空気抜きです。コンドームを袋から取り出したら、“精液だまり”と呼ばれる先端部分を指で優しくつまむようにして、しっかりと空気抜きをします。この空気抜きが甘いと途中で外れてしまったり、力のかかり方がアンバランスになることで破れてしまうおそれもあります。

最近人気の“薄いコンドーム”は特に巻き下ろしが難しいため、無理につけようとして爪を立てて破れてしまうこともあります。初心者なら薄いコンドームは避け、上手につけられるように十分に練習してから実戦に臨んでほしいところです。一度も練習に参加せずに大会で優勝できるチームなどありません。

また、コンドームは性感染症予防のために「二人にとって」必要なものです。相手に任せきり、ではなく、女性も自分でコンドームを準備しておき、正しい付け方を予習しておくといいですね。

日本のコンドームはざっと100種類以上あります。靴やブラジャー、化粧品を選ぶのと同じように、コンドームも「自分に合っているもの」を選ぶことが大切です。

コンドームを選んでほしい理由の一つとしてラテックスアレルギーが挙げられます。コンドームを直接装着する男性と比べると、女性の方がラテックスアレルギーに気づきにくく、性交痛と思っていたら実はアレルギーだったということも少なくありません。コンドームは皮膚よりもデリケートな粘膜に触れるもの。コンドームも素材やゼリーなどを見比べ、自分の体に合うものを選んでおきましょう