一方、小室さんは、有名大学を卒業しているとはいえ、彼の出身大学よりも偏差値の高い大学を卒業した男性はいくらでもいるはずだ。
また、メガバンクに就職したものの、短期間で退職している。眞子さまとの婚約が発表されたとき、法律事務所に勤務していたが、弁護士資格は所有していなかった。
こうした経歴を見て、「この程度の人物でも皇室のご令嬢の夫になれるのか」と感じた人は少なくないはずだ。その後母親の金銭トラブルが報じられ、激しいバッシングが始まった背景には、こういう心理もからんでいたのではないか。
つまり、小室さんは、豊田氏のように憧憬の対象になることはできず、羨望の対象になったからこそ、袋叩きにされたのである。
コロナでバッシングが加速した
しかも、コロナ禍がバッシングに拍車をかけているように見える。
コロナ禍によって収入の激減や失業に直面した人が多いが、怒りを覚えても、それを新型コロナウイルスに直接ぶつけるわけにはいかない。そのため、怒りが心の奥にため込まれ、ルサンチマン(恨み)が醸成される。