2020.12.09
# 本 # エンタメ

『あつ森』にドハマりした「生物マニア」がやっている、一風変わった遊び方

当分この沼から出られそうにない…
柴田 佳秀 プロフィール

ブルーギルは、狙わなくてもいとも簡単にかかる魚なので、同行者に「釣ったんじゃなくて、釣れちゃったんだろ?」とよくディスられるのだ。だから「釣れちゃったって言わないで」なのである。このフレーズを採用するとは「おぬし、やるなぁ」と感心するしかない。

ほかにも、オイカワには「ふむふむ、ヤマベとも言うのか」というコメントがあって、オイカワの関東地方での呼び名について触れられているのも素晴らしい。きっと釣り好き制作スタッフは関東出身なのだろう。筆者も東京出身なので、オイカワよりもヤマベと呼ぶ方がなじみ深い。

『講談社の動く図鑑MOVE 魚 新訂版』より
 

また、南米でしか釣れないドラドが釣れたときの「この島にもいるんだあ」というコメントには、同感でありますと思わずつぶやいてしまった。

じつは筆者にとって、このドラドは憧れの魚で、いつかはアマゾン川で釣ってみたいと思っているのだが、はらからずもバーチャルで実現してしまったのだ。

どこでもリリースはまずくないか

まあ、ここまでは感心することばかりを書いてきたが、ちょっと苦言もある。

いちばん気になるのは、海水魚、淡水魚とわず、どの水域でもリリースできてしまうことだ。フナを海に、アジを川にリリースしたら死んでしまうのは明白である。いくらゲームであってもこれは気分がよくない。

「この魚はここには逃がせないよ」として欲しいのだ。ポケットがいっぱいになったときに逃がせないのは辛いが、ここはやはりリアルであって欲しい。

それとハナヒゲウツボやミノカサゴなどきちんと和名表記になっている種がある一方、タイとかカレイとか大雑把な名前の魚がいるのも、生きものマニアとしては気になるところだ。

ここはきちんとマダイ、マコガレイなどと正確な和名表記にして欲しい。そのこだわりが大切であるから。

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