2020.12.01
# 本 # 音楽

28年ぶりの写真集「XY」…今のこの時代だからこそ贈りたい、YOSHIKIスペシャルインタビュー

萩原 はるな プロフィール

すべての写真に宿る、YOSHIKIの内なる殺気

今回の写真集のために、今のハリウッドを象徴する才能が集結した。女性フォトグラファーのメラニー・プーレンの作品は、世界各国の美術館にコレクションされている。

「僕はモデルではなくミュージシャンなので、『こう撮られたい』というのはないんです。真っ白なキャンパスとして、『どうぞ、ご自由に』というスタンスです。メラニーは、ライティングにすごくこだわりのあるフォトグラファー。仕上がった写真を見て、僕の内面をすごく捉えてくれていることにびっくりしました。自分で言うのも変ですが、僕には内に秘めた野性味があるようで。

よく、『殺気を感じる』と言われるんです。ただ美しいものよりも、毒のある美しさにひかれてしまう。そういう内面を引き出しながら、なおかつ美しい作品に仕上げてもらいました」

YOSHIKI
 

写真集の制作でも、楽曲づくりでも、つねに全力を注ぎ込んできたYOSHIKI。そんな姿を見て、世界中のスタッフから「もっとラクに、仕事をこなせばいいんじゃない?」と言われるという。

「僕は多分、うまい生き方ができないのかな。ひとつの仕事に携わっていると、そこに200%の力を注いでしまうから、他のことがなかなかできない。自分でも『もっと要領よく生きられないかな』と思うんですが。何かを作って表現するときには、自分がもっている“すべて以上のもの”を出したい、と思ってしまうんです。

その一方で、それまでどんなに時間をかけていても、一度『違う』となったらすべてひっくり返してしまう。『こんなのダメだ』と、平気で投げ出せるんです。それが良いことなのか、悪いことなのかは、今の僕にはわかりません。きっと死を迎えるときにわかるんじゃないかな」

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