2020.11.28
# トランプ # 米大統領選 # アメリカ

「トランプ弁護団」が次々と敗訴…そのウラでトランプが「次に狙っていること」

平河 エリ プロフィール

陰謀論を使い続けてきたトランプ

彼が陰謀論と共に大統領の座に上り詰めてきたことは疑いようもない。トランプがホワイトハウスへの道を目指し始めたのは2011年。オバマ大統領の時代である。

彼はオバマ大統領の出生地がハワイ州ではなくケニアであり、大統領選挙に出馬する資格がない、と主張する「バーサー」(要するに、オバマの国籍にまつわる陰謀論者)だった。

オバマの皆保険制度などに反発した共和党員が、トランプの主張を何の根拠もなく信じた。

2016年の大統領選でも、ヒラリー・クリントンは人身売買や小児性愛に関係している、という陰謀論が流れ、トランプと彼の支持者はヒラリー・クリントンを「投獄しろ」と根拠なく攻撃し続けた。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

ワシントンDCにあるピザ屋「コメット・ピンポン」がその拠点である、という輪をかけて意味不明の噂が流れた。未だに、人身売買とピザ屋に何の関係があるのか、誰もわかっていないが、この陰謀論は「ピザゲート」と呼ばれた。12月には、噂を信じた人間がライフルを手に押し寄せ発砲する銃撃事件まで起こってしまった。

これらの陰謀論はほとんどすべて、ブライトバートなどの極右・オルタナメディアによって拡散され、トランプ大統領当選の原動力の一つとなった(実際には、ロシアが選挙に介入したというという、よりスケールの大きなな『陰謀』が明らかになっているのだが……)。

そして、このピザゲート陰謀論などを土台に「QAnon」とよばれる陰謀論者のグループが生まれ、トランプ再選のために熱心に活動し始めた。

そして、実際にQAnonを信じる議員がジョージア州で誕生している実際のところ、トランプが本当に陰謀論を信じているのかは怪しい。

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