2020.12.18
# エンタメ

セクゾ・マリウス葉が抱えていた「ほかのアイドルにはない」プレッシャー

活動休止のウラ側
片岡 亮 プロフィール

その繊細な問題というのが何か詳細はわからないが、彼が抱えていた、ほかのアイドルにはない独特のプレッシャーについては以前から関係者の間で注目されてきた。マリウスは自身の経験から、社会のデリケートな問題に向き合ってきた青年であるからだ。

 

「家父長制・笑」

父親がドイツ人で、ドイツ生まれの20歳。芸能界にデビューする3ヵ月前に来日し、11歳だった2011年にSexy Zoneでジャニーズ事務所の史上最年少アイドルとしてデビューし、注目された。日本語を学びながらの少年時代からの芸能活動や、ドイツ出身という生い立ちから、彼はメディアでダイバーシティ(多様性)を重視する発言をしてきた。

昨年3月のAERA dot.では「僕は日本だけじゃなくてドイツや台湾にもルーツを持ってます(引用者注・祖父母が台湾人)。みんなの周りにも、きっとこれからはいろんなルーツや多様性を持った人が増えていくと思う」、「自分と違う色を持った人と仲良くするためには、決して同じ色に染まることではなくて、それぞれの色で輝くことが大切だと思うんだ」と話していた。

「lol patriarchy」(家父長制・笑)と書かれたTシャツを着て、既存の価値観に異を唱えつつ、それを軽やかに乗り越える姿勢を覗かせたこともある。

「家父長制・笑」のメッセージからも分かるように、とりわけジェンダー問題に関心と理解が深いと、ファンたちからは見られていた。かつてラジオ番組で中島健人とボーイズラブ風の演出が見事にハマったこともあり、ジェンダーやセクシュアルマイノリティの問題に関心の深い層からは「マリウスがLGBTの問題について発信してくれたら社会のためになる」というような声もあった。

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