腸内フローラに乳酸菌の種をまく
土を耕し、肥料を与えて豊かな土壌ができたら、続いて「種まき」です。これは善玉菌そのものを外から継続的に補充することに当たります。「善玉菌」には、次のような菌があります。
乳酸菌:ヨーグルト、チーズ、ぬか漬け、キムチ
ビフィズス菌:ヨーグルト
納豆菌:納豆
麹菌:甘酒、味噌
酵母:酒、パン種
これらの菌は善玉菌です。善玉菌の定義は「ご飯にかけて食べられる菌」ということ。善玉菌が生きたまま腸に届けば「プロバイオティクス」といわれます。
このように1土を耕す、2肥料を与える、3種をまくの三拍子が揃えば、腸内フローラは美しく整うはずです。
私もこれまで腸内フローラのために、さまざまな試みをしてきました。最初に提唱したのが「3個100円3兄弟」です。ヨーグルト・納豆・もずく酢は、小さなカップに入って3個100円程度で購入できるので、こう名づけました。ヨーグルトには乳酸菌・ビフィズス菌、納豆には納豆菌という善玉菌が入っています。そしてもずくには水溶性食物繊維が、納豆の大豆にはオリゴ糖が入っているので、腸内フローラを整えるのには完璧なはずです。
ところがお腹を下しているようなときには、この3兄弟を食べてもさほど変わらなかったのです。試しに牛乳パックにヨーグルトを小さじ1杯入れてみましたが、ヨーグルトにはなりませんでした。安いヨーグルトの中の乳酸菌は生きていないのです。
そんなある日、私の人生を変えるほどのスーパーフードに出会いました。それが「甘酒酵素水」だったのです。