圧倒的な透明美へと導く、神聖な世界観までを創り上げたKANEBO

そして、12万円クリームの老舗とも言えるKANEBOでは、新しい最高峰シリーズ 「ザ エクセプショナル」に12万円クリームをラインナップしたが、このシリーズ自体が化粧品の役割を大きく超え、美しい人生までも叶えていくような神聖な空気感をたたえている。目指す肌も単なる若さではない、むしろ圧倒的な透明美。肌における最上位の美しさは、あくまでも息を呑むような透明感によって表現されるという、独自の理論と美意識を持ったクリームは耽美的でさえある。
事実、成熟した肌の透明感は、潤いはもちろん、ハリツヤ、なめらかさ、キメ細かさなど、あらゆる要素が揃わなければ成立しない、極めて難易度の高い最高位の美しさ。そこをなんとしても目指していくという強い意志を持ったクリームなのだ。かくして、そういう稀有な美しさを手に入れた人は、澄み渡るような美しい人生に導かれていくというストーリー。ドラマのような世界観を持った最高級シリーズは、使い手の意識まで浄化し、一気に高みに引き上げてくれるのだ。

潤いのヴェールで肌を包み、上質なツヤをたたえたハリのある肌へ。白の花々を集めたエタニティブーケの香り。ザ エクセプショナル カネボウ ザ クリーム [医薬部外品] 40ml ¥132000(税込)/カネボウ化粧品

日本人が持つ特別な皮膚感が導く神々しいまでの芸術

このように、同じ最高額でも、それぞれに“頂点”の捉え方が違う。とはいえそこに共通しているのは、クリーム作りの職人技に対する一歩も引かない自信。超のつく高級クリームの一つの醍醐味は、言うまでもなく効果のみならずその使い心地、感触や香りの素晴らしさで夢心地に浸らせることにあり、これら12万円クリームはまさにそこを競うものであると言えるのだ。
正直今の時代、感触の悪いクリームなど、探してもないほどで、3000円のクリームでさえ心地よい感触をもたらしてくれる。それでもなるほどこれが頂点を競う、極上のその先を行くテクスチャーなのだと言うことを思い知らせる、別次元の心地よさを持つことにも、揺るがぬ自信を見せつけるのである。

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これは実際に触れてみた人だけが到達できる境地だけに、やはり最高級クリームはこの世の贅を極めた逸品なのだ。まさにそこを化粧品で競うことができる才覚こそが日本のラグジュアリーなのだろう。日本人は皮膚にとりわけ繊細で鋭敏な感覚と持つと言われる。だからこそ細密な手作業ができるのだし、触れる感触にも無限のなめらかさを求めたりするのだ。
このように日本人が天性備えた才気溢れる皮膚感が、求めに応じて作った日本の高級クリーム、まさにそれ自体がひとつの芸術、神々しいまでの芸術なのである。

クレ・ド・ポー ボーテ
https://www.cledepeau-beaute.com/jp/synactif.html
コスメデコルテ
https://www.cosmedecorte.com/

PROFILE

齋藤薫(さいとう・かおる)
美容ジャーナリスト・エッセイスト。美容業界の第一人者にして、ファッションから社会現象までわたる幅広く深い視点と、常に磨かれ続ける美意識が、世代を超えて信頼支持されている存在。著書多数。