映画だけでも海外に行ってほしい

関西テレビで放映された『天外者』のメイキングドキュメンタリー番組の中で、春馬くんは、胸を張ってこう語っていた。
「完全燃焼しました。悔いはありません」……と。

それほどまでに熱意を注いだ作品の完成を、ぜひご自身の目で観てほしかった。
どうしても、そう思わずにはいられない。

見どころが満載の本作だが、船の甲板で、五代と龍馬が語り合う場面は、最も美しく、印象的なシーンのひとつだ。

「おのれひとりでは、なんもできん。自分が情けなか」

と、嘆く五代に、龍馬が言う。

「ひとりやない」「おるやいか、ここに」

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春馬くんが、もしも暗い夜の中で、やりきれない孤独を感じていたのだとしたら、このセリフを思い出して欲しかった。
あなたのことが大好きで、応援している人間が大勢いるということを……、
思い出して欲しかった。

五代と龍馬が見た、朝の光を、
希望に満ちた未来を、
一緒に見たかったね、春馬くん。

12月11日から全国で公開された『天外者』は、公開初日から3日間で観客動員数約11万8000人。興行収入は約1億6600万円を記録。
12月25日からは、本編の後に、3分間の特別メイキング映像の上映も始まった。
これからも、できるだけ多くの方に、映画館に足を運んでいただきたいと願っている。

『天外者』の海外での上映が実現すれば、「世界に出たい」という春馬くんの夢が叶う
わたしたちファンにできることが、まだあるのだ。

「天外者(てんがらもん)」とは、鹿児島弁で「凄まじい才能の持ち主」という意味だという。
本物の「天外者」、三浦春馬の情熱と、生きた証を、ぜひ、目に焼き付けていただきたい。

2019年、台湾のファンミーティングに呼ばれた三浦さん。海外にもファンがひろがっていた。彼が残した作品を愛していくこと。私たちにできることはある Photo by Getty Images