2021.01.22
# TikTok # Z世代

一体なぜ?10代がTikTokに「イケてない・ダサい」動画を上げるワケ

「仲の良さアピール」が何より大事

「ゆとり」とはだいぶ違う「Z世代」

1990年代中盤から2000年代序盤に生まれた、「Z世代(ジェネレーションZ)」と呼ばれる世代。「団塊」「新人類」「ゆとり」「さとり」と様々な世代のキーワードが生まれては注目されてきたように、彼・彼女らもまた特徴的な文化の共通言語を共有しています。

現在10-20代前半のZ世代(約110万人)は、ゆとり世代(約120万人)に比べてさらに少子化が進んでいます。さらに、コロナ以前の2019年まで、アベノミクスによる好景気を経験してきた世代です。好景気とさらなる少子化により、人手不足・脱競争社会化が進んだのは確かです。Z世代を印象付けるひとつのキーワードです。

また、中高生の時期からスマホを使いこなしていた「スマホ第一世代」であり、ツイッターやインスタグラムをはじめ、あらゆるSNSで自ら情報を発信して成長してきました。そのため、自己承認欲求が強く、「自信はたっぷりだが脆い側面も大きい」という一面があります。

このZ世代の特徴を、筆者は一言で「チル&ミー」と表現しています。「チル」とは、過度な競争を臨まず、マイペースに居心地よく過ごす(=「チルする」というネットスラングが元になっている)ことを是とする感覚です。

一方で、「いいね」をもらうために「私を見て欲しい」という承認欲求が高い。筆者はこれを「ミー意識」と名付けました。「チル&ミー」、これがZ世代を理解するうえで重要なキーワードだと筆者は考えています。

そんなZ世代のなかでも、中高生の圧倒的な支持を受けているのは動画SNS・TikTok(ティックトック)であることは間違いありません。実際にアプリをインストールしたことない人も、若い世代が音楽に合わせて口パクしたり、ダンスしたりする動画を投稿しているということはご存知かと思います。

photo by istock
 

国内の月間アクティブユーザーはおよそ950万人(2019年)、ユーザーは10代から20代で半数を占めているとみられます。Perfumeなど人気アーティストが参入したことも人気の一因ではありますが、やはり「普通の中高生」がアップする動画に同世代のユーザーは熱狂し、模倣し、拡散しているのが大きいように感じられます。

そして、これまでYouTuberが辿ってきたように、TikTokのコンテンツも多様化し、同世代のミーム化する流れもあれば、タコツボ化するコミュニティもあるという状況にさしかかっていると言えるでしょう。

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