2021.01.30
# 統計学

優秀なビジネスマンになるために、なぜ「統計」が必要なのか…その明確な答え

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綱島 佑介 プロフィール

問題を解決するためのツール

以上の知識を頭に入れたうえで「統計を使ったデータ分析」のノウハウを学んでいきましょう。

2020年は5年に一度の国勢調査の実施年でした。これは日本で唯一行われている「全数調査」でもあります。今回の回答率は8割程度とのこと。多くのみなさんが調査員への回答、もしくはネット回答をもって、国勢調査に協力されたことと思います。

 

国勢調査は日本国内のすべての人、および世帯を対象として実施される、もっとも重要かつ基本的な統計調査です。そのデータは統計分析され、たとえば少子高齢化対策や防災対策、都市計画など、多くの政策を策定する上での基礎資料となっています。

この国勢調査の結果は、誰でも総務省のホームページから閲覧することができます。しかし、統計やデータ分析のスキルがないと、このデータに触れたところで、政策立案のために必要な情報を読み取ることは難しいかもしれません。

さて、存在するデータを生かすために必要なことについて整理してみました。統計で扱うのはデータですが、データはさまざまな情報から成り立っていることもあり、情報に対するアンテナを高く持つことは非常に重要です。データ分析でスキル以前に必要な観点としては、次の4つが重要になると考えられます。

(1)情報を意識する
(2)情報を正しく読み解ける
(3)異なる情報を組み合わせて論理的に考えられる
(4)それらをもとに問題解決につなげられる

したがって、情報を意識し、その情報を読み解き、さらに別の情報を組み合わせて考える。それらすべてができる人が初めて「その情報を問題解決につなげる」ための、スタートラインに立つことができます。

つまり統計とは「情報を生かして問題解決につなげるためのツール」なのです。人は統計的思考や手法を学ぶことで、初めて世の中に大量に存在する情報を生かして、問題解決につなげることができるようになるのです。

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