「女性が多い理事会は時間がかかる」――東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長の発言に国内外から批判が集まっている。
2月3日に開催された日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での発言が女性蔑視ではないかと、国内メディアのみならず、ニューヨーク・タイムズなど海外メディアも報じる事態となっている。

JOCでは女性理事の割合を40%以上にすることを目標に掲げているが、森会長は「時間がかかる」発言に加え、「女性というのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげて言うと自分も言わなきゃいけないと思うのだろう。それでみんな発言する」とも述べたという。
ニューヨーク・タイムズは森会長の発言騒動を受け、Twitter上で辞任を求める声が出ていること、高齢や時代遅れの考え方・姿勢が深刻な問題だと指摘する声があることを紹介している。