チーズケーキまで「飲み物」に…?「柔らかすぎる」スイーツがブームになるワケ
バレンタインはチョコではなくチーズ?次世代スイーツのエースに返り咲くか?
2月といえばバレンタインデー。ところが今年はチョコレートフェアの中止が相次ぎ、デパートのスイーツ店は賑わっているものの、輸入チョコの仕入れ数を絞り気味だと聞く。
一方で、市場全体で見てみると、スイーツへの注目度は下火どころかむしろ盛り上がりを見せているのだ。
グルメ情報サイト「SARAH」が提供する外食トレンドデータサービス「Food Data Bank」では、どんなグルメが今人気なのか、食感や見た目、支持年齢層といった細かい指標を元に分析することができる。
下のグラフをご覧いただきたい。SARAH上に「スイーツ」が投稿された回数の推移をFood Data Bankで分析すると、昨年1年間は上昇傾向にあったことがわかる。
スイーツの関連キーワードで2020年、最も上昇しているのが「テイクアウト」で、なんと464%増だ。「タピオカ一強時代」もピークを過ぎ、「ダルゴナコーヒー」や「生搾りモンブラン」など、新ジャンルの甘味が次々と登場したのが去年だった。
スイーツの王道といえば生クリーム系のお菓子、そして2月の「季語」と言っても過言ではないチョコレートだろう。だが、ここ数年明らかに「ブーム」となっているのが、チーズケーキだ。
昨年から今年初頭にかけては、「ミスチー」こと「Mr.CHEESECAKE」とセブン-イレブンのコラボアイスやチロルチョコが大ヒットした。本家「ミスチー」の週2回限定販売というレアリティも相まって、チーズケーキのプレミアム感はかつてないほどに高まっている。
実は2021年、次世代「スイーツのエース」になりうるチーズケーキが少し形を変えてヒットする可能性が見えている。そのヒントは「柔らかさ」だ。