「猫は液体?」を生かしたホイホイ術

2017年には「猫は個体かつ液体の両方になれるのか?」という研究がイグノーベル物理学賞を受賞しています。発表された論文によると、猫は個体であるのは自明だが、グラスや花瓶に無理やり入り込んだり、箱やバケツの形状に合わせて広がったりできるため、液体の特性も持っているとあります。猫は液体の定義(体積は一定ではあるものの形は容器に合わせて変化する)にも一致するのです。

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「猫は液体」と検索すると、小さな箱に猫が入っている画像がたくさん出て来ます。どう見ても体型とサイズが合っていない箱の中で得意げな表情を浮かべている猫。人を笑わせるために入ったのではと思うほどとんでもない姿になっています。

この液体説、私も証拠写真を撮ってみました。使用したのは以前魚を飼っていた時に使用していた水槽です。透明な水槽なら、猫がどんな風に体を変形させているのか一目瞭然。

水槽をリビングに置いてみると、自然と猫が水槽の中に入り、四隅を埋めるように体を折り曲げていきました。しかもそこからしばらく動きません。長い間納戸で眠っていた水槽は全く想像していなかった形で猫にリユースさせることができました。

猫は液体?水槽に形を合わせていくのを見るのも楽しいです。写真/中川ちさ
透明でも入れるものには入ってしまうのが猫の習性。これもホイホイ入ります。写真/中川ちさ
一見、窮屈そうですが、ここで昼寝するほど気に入っています。写真/中川ちさ

「どうしてこんなに狭い場所が好きなのか?」、冒頭にも少し触れましたが野生下の猫は木の洞や岩穴などの窪みを寝床や隠れ場所として使っていたため、家猫となった今でもその習性が残っていると言われています。狭い場所を見ると入らずはいられない猫たち。段ボールや紙袋などを部屋に置いているといつの間にか入っています。

一見、窮屈そうに見えますが、実は居心地が良いようで、少し得意げな表情にも見えます。クスッと笑える写真が撮りたい方は、猫の変形した形がよく分かる水槽や透明のクリアケースで試してみてください。きっと個性豊かな姿を披露してくれます。

また、狭い場所に入った猫をより可愛く撮るには、内側が白い紙や布になっている袋がオススメです。なぜなら、狭小な場所にいる猫を撮ると写真が暗くなりがちに。でも、内側が白い袋なら、レフ板効果で顔全体を明るく撮影できます

さらに、キャッチライト(瞳の中にキラリと光る白い輝き)を簡単に入れることも。瞳の中の小さな輝きがあると、イキイキした表情になります。内側の白い布が「女優ライト」の役割をしてくれるのです。白い袋がない場合は、猫が入る箱や袋の内側に白い布や紙を内側に貼り付けてください。同様の効果が得られるのです。

内側が白い袋を使えば、レフ板効果でより明るく、愛らしく撮影もできます。目にもキャッチライトが入っています。写真/中川ちさ