長男問題、会見先送り…「菅政権の終焉」がいよいよ現実味を帯びてきた

「俺は総理のガラじゃない」
週刊現代 プロフィール

二階をシカト

何をやっても、どう努力してもうまくいかない。周りにいるのは面従腹背のバカばかり……。

菅の怒りとイラつきの矛先は、とうとう、政権の後ろ盾となっている二階にも向けられ始めた。

「4月に北海道、長野、広島で3つの国政選挙が行われるが、自民党は苦戦や不戦敗が見込まれている。この件で頻繁に、二階から菅に電話がかかってくるが、最近は『かけなおす』と言って総理が電話に出ないことが増えたという。

秘書官らにも『二階さんからの電話でも、すぐに取り次がなくていい』と伝えているようだ。選挙のことしか頭にない二階に、菅もさすがにうんざりしたのかもしれない」(自民党幹部)

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菅は最近、「俺は総理のガラじゃない」と、ポツリと漏らすことがあるという。総理には向いていなかった。菅自身が、それを痛感しているのだ。今さらそんなことを自覚されても、国民からすればたまったものではない。

「この政権は、もはやリカバリーできないところに来てしまった。菅政権はもう終わりだという雰囲気が強まっている。

しかし、すぐに菅降ろしにはならない。コロナ禍、東京五輪と難題山積の中、いま総理が交代したら、秋の自民党総裁選、その後の衆院選までに、次期政権も追い詰められてしまう可能性が高い。

たとえ支持率が1%になっても、菅総理には秋まで粘ってもらう。その後、『選挙の顔』にクビをすげ替えるというのが、残された唯一の道だ」(細田派議員)

どうやら我々は、暗闇に浮かぶ菅の顔を、まだしばらく眺めて暮らさねばならない。真の春は、はるか遠い。(文中敬称略)

『週刊現代』2020年2月20日号より

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