麻生太郎の「本音」が自民党内で話題になっているワケ

接待問題の「詭弁」について問いかけられ…

「詭弁」とは、誤っていることを正しいと思わせるように仕向ける議論を意味する。

NTT幹部から接待を受けたかどうかを尋ねられ、「国民の疑念を招く会食はしていません」と質問の主旨を歪曲して答えた武田良太総務大臣の言葉もまた、「詭弁」だといえるだろう。

菅義偉首相も加藤勝信官房長官を通じて「国民から疑念を招くような会食や会合などに応じたことはない」と主張しているが、これも武田大臣の答弁と同じく「詭弁」だ。

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「国民が疑念を抱くかどうか」は国民が決めることで、NTT幹部と会食した当の政治家が決めることではない。

そもそも菅首相や武田大臣が問われているのは「会食をしたかどうか」という“事実の存否”であって、「疑念を招く会食をしたかどうか」という“判断を含むもの”ではないのだ。

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