2021.03.20
# 不動産

「売りやすいし、使いやすい」掘り出し物「一戸建て」の条件がわかった!

キーワードは「二世帯住宅仕様」
依然として高い一戸建て需要。ただ、マンションよりも住みやすさやリセールバリューを見極めるのが難しく、一生モノの買い物を失敗してしまう人が多いのも事実だ。不動産鑑定士の松本智治氏、住宅メンテナンス診断士の西尾英樹氏共著『中古一戸建て 本当にかしこい買い方・選び方』(日本実業出版社)では、「住みやすく、かつ売るときに高く売れる」一戸建てを選ぶポイントを紹介している。両氏によると、意外にも「二世帯住宅」に転用できる間取りの物件が人気を集めやすいという。
photo by istock
 

貸しやすい間取り=二世帯仕様

住宅を購入した人に生じる典型的な問題として、将来、時の経過とともに家族構成が変化してゆくことから生じる「住宅間取りの不適合」に関する悩みがあります。子供の生誕や進学というライフステージの変化とともに広めの間取りが求められることから、戸建て住宅の購入に至るケースは多いものです。

しかしながら、それらの時期が過ぎてみれば、子供と過ごす期間というものは案外短いもので、夫婦二人で過ごす期間のほうがむしろ長いものです。 日本人の長寿化の傾向からは、ますます夫婦二人で生活する場面を想い描いておくべきであり、とくに戸建て住宅は、老後に夫婦二人で住まうには広すぎて、その間取りの不適合さに悩む方々は意外と多いものです。

そのような家族構成の変化に対し、将来、二世帯用にも間取りの変更がしやすい住宅は、掘り出し物件と考えられます。このような二世帯住宅について、生活そのものを共にすることにお互いに抵抗感を感じる人も少なくありませんが、子供がまだ小さいうちは、少しの時間でも親に子供を見てほしいケースがあることから、親世帯の近くに子供が住む傾向も強まっています。

一般的な戸建て住宅の延べ床面積は、おおよそ1階、2階合わせて約30坪(100㎡)程度、あるいは30坪に若干満たない場合が多いものです。このような床面積の住宅は、二世帯が長く住むには若干狭い面積ですが、孫が小さいうちに「近居」をする傾向が高まることを考えれば、比較的短い期間でも、三世代が同じ家に同居できるメリットは大きいと考えられます。

したがいまして、将来、比較的少ない予算で二世帯住宅への間取り変更ができる住宅は、子供のいる世帯にとっては有利なものであると考えられます。

二世帯住宅へと間取り変更がしやすい住宅とは、自分たちの子供世帯の子(孫)が大きくなって引っ越したあとには、第三者に賃貸しやすい間取りともいえます。

このことは、二世帯仕様への間取りの転用において、とても注目すべきポイントです。二世帯への間取り変更などを考慮しないとしても、将来、あまり使わない余分な部屋を賃貸に出して賃料収入が得られるのであれば、資産として効率がよいものとなり得るからです。

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