2021.03.26
# F1

「常識外れ」の日本人F1ルーキー・角田裕毅が世界の期待を集めているワケ

バーレーンGP直前プレビュー
辻野 ヒロシ プロフィール

ホンダ勢のスタートダッシュに期待

ホンダは昨年、2021年を最後にF1での活動を終了すると発表。最後のシーズンに向けてホンダの技術者たちは「新骨格」を持つ、全く新しいパワーユニットを作り上げ、出力向上を狙ってきた。よりコンパクトになったというエンジンを含む新パワーユニットは空力面でもチームにメリットをもたらすという。

新マシン・AT02の仕上がりは上々。コンストラクターズタイトルV7のメルセデスを脅かせるか/photo by gettyimages

バーレーンで行われたテストでは新設計のパワーユニットが大きなトラブルを起こすこともなく、「アルファタウリ」は最多となる周回数422周を走破。順調にテストを進め、「レッドブル」のマックス・フェルスタッペンがトップタイム、「アルファタウリ」の角田裕毅が2位とタイムシートの上位に並んだ。

一方で王者「メルセデス」はギアボックストラブルなどで走れない時間も多く、さらにはリアの安定性がなく、ハンドリングに苦しんでいる様子。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が何とか5番手のタイムをマークするも、多くの課題を残したまま開幕戦を迎えることになりそうだ。

ホンダのパワーユニットがどれだけ進化しているのか、「メルセデス」の不振がどれほど深刻なのか?全ては決勝を前にした予選Q3のポールポジション争いで判明する。

本番になると、やはりメルセデス!というのが例年のパターンだ。遅かれ早かれ王者は解決策を見つけてくるであろうから、開幕戦・バーレーンGP、第2戦・エミリアロマーニャGPでホンダ勢は何とかスタートダッシュを決めたいところだろう。

また中堅チームのポイント獲得をかけた争いもさらに熾烈になると考えられており、2021年シーズンは注目どころの多い面白いシーズンになりそうだ。

 
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