2021.03.26
# 野球

日ハム・斎藤佑樹の栄光と挫折…「奇跡の復活」の現実的な可能性を探る

スポーツ治療の専門家が語る

懸命なリハビリを続けているが

3月26日に新たなシーズンが幕を開けるプロ野球。プロ11年目を迎えた北海道日本ハムの斎藤佑樹投手は、昨年秋に発覚した右ひじの靭帯断裂からの復活を目指し、現在懸命なリハビリを続けている。

春季キャンプでは連日200球近くを投げ込むなど、意欲的に調整を続けた斎藤は、「治療をして、ここまで投げられるのは、僕が言うことではないけど奇跡に近い」と、復調への手応えを口にした。

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斎藤が国民的スターになったのは、今から15年ほど前。早稲田実業高校のエースとして、夏の甲子園に挑んだ2006年夏のことだった。今シーズンから日本球界復帰を果たした田中将大投手(駒大苫小牧高校 現東北楽天)との壮絶な投げ合いの末に優勝を掴み取り、彼のことを指す「ハンカチ王子」は、流行語大賞にもノミネートされた。

その後、早稲田大学に進学した斎藤は、東京六大学野球で通算31勝を挙げるなど、エースとして活躍。キャプテンに就任した4年の秋には、大学日本一にも輝いた。

東京6大学野球での主な投手の通算勝利数
・江川卓(法政大・元巨人)47勝
・斎藤佑樹(早稲田大・現北海道日本ハム)31勝
・野村祐輔(明治大・現広島)30勝
・川上憲伸(明治大・元中日)28勝
・和田毅(早稲田大・現ソフトバンク) 27勝

そして2010年のドラフト会議では、4球団競合の末に北海道日本ハムにドラフト1位で入団。これまでのプロ11年間で15勝26敗、防御率4.34という成績を残している。

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