2021.04.14
# 銀行

最悪「資産凍結」も…?「退職金の使い道」を銀行に任せた人がハマる落とし穴

定年退職してしばらく経った62歳あたりから、老後資金の運用を真剣に考える人が増える。メガバンクなど銀行に相談する人も少なくない。しかし、著書『老後の年表』を発表した、老後問題解決コンサルタントの横手彰太氏は、銀行が勧めてくる金融商品は、お客のための商品ではなく、銀行が儲かる商品ばかりだと警告する。大切な老後資産をどう守り、どう運用していくのが正しい道なのか? 横手氏にアドバイスをいただいた。

老後に必要な貯金額は?

「いくら貯金すれば老後を過ごせますか?」

世の中には、よい質問と悪い質問があります。中学生が社会の授業中に質問したのであれば、将来を考えるテーマとしてよい質問です。

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しかし、質問者の年齢が定年退職前後で、本気で質問をしていたとすると、この先は厳しい老後生活を想定しないといけません。いくら貯金があれば生活レベルを落とさずに老後が乗り切れるのかは、自分自身で「答え」を持っていなくてはいけないからです。そうでなければ、金融機関からよいカモにされてしまいます。

具体的な数字で、老後に必要な貯金額を計算してみましょう。

日本の平均的な老後20年間の場合

(※日本の平均的な老後の家族にかかわる諸々の額は、次のようになっている)

・高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦の無職世帯)の家計収入は、平均で可処分所得20万6678円、消費支出23万9947円

・65~84歳の医療費:1104万円。自己負担額は211万4000円

・介護費用(5年間自宅介護をした場合):7万8000円(1か月あたりの平均介護費用)×60か月+69万円(平均一時費用)=537万円

 

……老後に必要な貯金の額

【消費支出】-《可処分所得》=【(23万9947円×20年×12か月)+(211万4000円+537万円)】-《20万6678円×20年×12か月》=1546万8560円

リアルな必要貯金額が見えてきます。準備できていますか?

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