テレ朝も厚労省も大阪府も…「コロナヤバ過ぎ論」はもうしんどくないか

これからは「自己責任」でいいのでは?
中川 淳一郎 プロフィール

玉川徹氏「ちょっと許せない」

そんな中、4月6日付けの読売オンラインにこんな記事が登場した。

●テレ朝「サンデーLIVE」放送終了後に送別会、4人感染…局「自覚欠く行動で大変遺憾」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20210405-OYT1T50197/)

送別会の参加者は9名で、そのうち6人が2次回へ行き、4人が陽性となった。記事では、テレビ朝日が発表した「番組を通じて感染拡大防止を呼びかける立場にありながら、自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省している」というコメントを紹介した。

『サンデーLIVE』は他のテレビ情報番組同様、「コロナはヤバい」路線だった。そして、この記事が登場した日(火曜日)に放送された同局の『モーニングショー』ではテレ朝社員コメンテーターの玉川徹氏が謝罪をしたうえで、「同じ新型コロナの問題を伝える立場としても恥ずかしい」「ちょっと許せない」と述べた。

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これに対してネットでは「さぁ、みなさんの今までの姿勢からいくと、送別会に参加した社員は、謝罪ではすまないのでは?」という書き込みがあった。その通りである。

これまで散々、厚労省を糾弾し、コロナの恐怖を煽っては厳正なる処分を求め続けたテレビ朝日さんならば、『サンデーLIVE』のプロデューサー更迭ぐらいやっておかないと整合性が取れないのではないか。

私はもちろん、そんなことを本気で言ってはいない。厚労省は宴会課長を処分しなくてもよかったし、そもそもテレビ局もあそこまで彼らを苛烈に叩く必要はなかったと思っている。

日本中、コロナに過剰反応し過ぎなんじゃないか。本当に呆れた。去年の5月ぐらいから私はずーーーーーっとこの論調で原稿を書いている(5月までは私も「コロナはヤバい」派だったことをここで告白する)。持病や既往症のある高齢者以外ほとんど死なないウイルスを題材に、いつまでこんな馬鹿げた騒動を続けるつもりなのか。

結局のところ「コロナ対策の徹底を!」を呼びかける厚労省の役人も、「コロナはヤバいです!」と訴えるテレビ番組のスタッフも、「コロナなんて別にたいしたことない」と思ってるから宴会をしているのだろう。それでもこの1年2ヵ月ほどの間「未知のウイルスです!」とやり続けた手前、もはや両者とも対外的には論調を戻せない状態になっているのだと思う。

 

そうした中、厚労省職員と番組スタッフはつい、行動で本音を出してしまった。それだけのことだ。玉川氏的には、はらわたが煮えくり返っただろう。「なんでオレの言ってることの説得力を減らすような余計なことをするんだ! 後ろから鉄砲玉撃ちやがって!」と。

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