催促を控えていた理由
「申し訳ないのですが、10年近く前のことなので、私のほうは細かいやり取りまで記憶に残っていません。
ただ、渡した金銭の話になり、『一度に全額を返してもらわなくてもいい』という趣旨の言葉は言った記憶があります。そういった話の文脈で『(以前ならおカネを)返してもらうつもりはなかった』と言った可能性はあります」
今回の文書に通底しているのは、A氏の佳代さんと圭さんに対する配慮や気遣いが、ことごとく歪曲されていることだ。
文書では、'12年9月のA氏による婚約の「理由も告げられない一方的破棄」によって、佳代さんが精神的なショックを受けたことが幾度となく述べられているが……。
「私が婚約解消を切り出した場で、その理由を答えなかったのは、そこに圭君が同席していたからです。
まだ大学生の彼の前で『あなたのお母さんから、生活費やあなたの学費といった名目で金銭を要求されたことが理由です』とはとても言えません。
彼が『自分のせいなんだ』と大きなショックを受ける可能性があるかもしれないと思った。それで理由を伝えられなかったのです」
発売中の『週刊現代』ではこのほかにも婚約解消後にA氏が小室家側に返済の催促をしなかった理由や、週刊現代の記者に代理人を依頼したことなどにも触れ、A氏の独占インタビューを掲載している。
『週刊現代』2021年4月24日号より
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