ポケベル暗号は日本特有の文化だった

もともとアメリカから入ってきたポケベルだが、アメリカではビジネスユーザーの仕様が多く、呼び出し専門、緊急使用がほとんど。ベルが鳴ったら折り返して電話をすることが目的だったので、日本のように多彩な暗号文が生まれることはなかった。しかも、10代の学生で所有している人も少なかったという。

日本のポケベルが独自のカルチャーとして花開いた。ポケベルをデコって盛る「デコベル」や長文を早打ちできる「高速打ち」が話題になった。

90年代後半、ギャル文化全盛期の時代にルーズソックス、プリクラなどとともに、ポケベルも必須アイテムだった。photo/getty Images

そんな日本のポケベルブームは韓国にも伝わり、韓国でも10~20代の人気アイテムになり、同じように暗号文が色々生まれた。日本ではポケベルのことを「ベル」と呼ぶが、韓国では「ピッピ」と呼んだ。人気ドラマ『応答せよシリーズ(1988、1990、1994)』などでは、ポケベル⇒PHS⇒携帯への変化を知ることができる。

語呂合わせは言語が違うので解読が難しいが、恋人同士で付き合い始め記念日などを祝う習慣がある韓国らしいポケベルの暗号文がある。それが、「1365244」

意味は、「1年365日24時間愛している」(最後の4が韓国語の愛していると数字の4の字の発音が似ていることかららしい)。

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そして、ポケベルは、2019年9月に全サービスが終了になった。全盛期から約20年、マクドナルドのツイートがなければ、存在すら忘れていた人も多いと思う。

さて、冒頭に紹介したマクドナルドの暗号文は、語呂合わせではなく、ポケベル期後半に登場した日本語表記できる機種用に開発された日本語入力の早見表を元に作られた文章だ。なので、すらすらと読める人はなかなかいない。まず、早見表はこんな感じだ。

【ポケベル早見表】

これらの数字を使って文章に。公衆電話でいかに短い間に打てるか、ベル打ちを競った。
上の早見表に合せて下記の文字を読んでみると(ブロックごと1文字)
6404 69 25 03 6505 
44 45 6105 12 
63 43 21 43 67

解答は……

ベーコンポテトパイ復活?

あんな長い数字で、こんなに短いんかい! と言わないで……(笑)。
ちょうどポケベル全盛期だった頃に登場した「ベーコンポテトパイ」が復活するということで、こんなツイートが登場したということらしい。

では、先に紹介した初級編・中級編の解答も次ページにまとめます!