部屋のあちこちにあるスツールやロッキングチェアは気分転換のため。

イームズのロッキングチェア。椅子を変えると、姿勢も変わり、自然と気分転換に。

日本でもフリーアドレスを導入する会社が増えたが、家でもその日の気分で場所を変えられるようにしてある。

「同じ席に長時間いると鬱々としてくるのは、自宅でもオフィスでも同じ。定期的な移動は重要です」と佐藤さん。

お尻形のくぼみがユニークな〈シューメーカースツール〉。

さらに大切なのは“仕事と暮らしの心地よい距離を測ること”とも。

「僕らのようにキッチンの隣で働ける人もいれば、物理的に部屋が分かれていないと集中できない人もいる。同じ机に座るのでも壁向きか、部屋向きかで居心地が変わる。もしかしたら、バスタブの中に座って働いたら効率アップするかもしれない(笑)。自分にフィットする、暮らしと仕事の距離感はトライアンドエラーで探っていくしかない。幸い、家の中はその人の自由!“こうじゃなきゃ”を取り払うのがいい距離を見つける近道だと思います」

 

●情報は、FRaU SDGsMOOK WORK発売時点のものです。
Photo:Eto Kiyoko Edit & Text:Yuka Uchida

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