収益のためのプラットフォーム化
Twitterの新機能は、大まかに2つに分けられる。1つ目は収益性を上げるための課金機能、2つ目は他のサービスの人気機能とそっくりな機能だ。
まずは課金機能について見ていこう。
スーパーフォローは、Twitter初の課金機能として話題になった機能であり、2021年中に導入予定となっている。有料フォローの金額は月額4.99ドル、日本円で500〜600円程度になる予定だ。フォローすることで自らが直接的にそのアカウントの持ち主を支援することができる、クリエイターへ向けた金銭的なインセンティブが発生する仕組みになっている。
Tip Jarでは、PayPalやVenmo、Patreon、Cash Appなどの様々な決済プラットフォームを利用して気に入ったツイートに投げ銭ができるようになる。「チップ目的のパクツイが増えるのでは」とも懸念されているが、これまでいくらバズっても収益にはつながらなかったものが収益化できるようになる意味は大きいのではないか。
この2つの機能によって、これまではインフルエンサーにとってはあくまで拡散や認知度拡大などにしか使えなかったTwitterが、収益を得るためのプラットフォームとしても活用できるようになる。収益を得るプラットフォームとして使えるのであれば、インフルエンサーも本腰を入れてTwitterを利用するようになるだろう。
それは同時に、Twitter社に手数料が入り、収益拡大につながることも意味している。