なぜ私は「人種がわからない」見た目を作り上げたのか? 周りとの違いを経験する意味

人は人間のどの部位や色を見て、人種を判断し、認識するのだろうか?

私は褐色肌、金髪、青い目というような容姿を作り上げてモデル活動をしている。この外見は「何人かわからない」というイメージを織り込んでデザイン的に作り上げたつもりだ。

PHOTO by REI
 

南アジアにルーツを持っている私はインターナショナルスクール出身でもなければ、移民街でもない東京の下町で、ほとんど日本人に囲まれて育った。そのため私が視覚的に親しみのある人種はアジア人で、むしろ、ふと鏡で自分の顔をみると「あ、だいぶ顔が濃い外国人が居る」と一瞬驚いてしまうほどだった。

東洋や南アジアの豊かな黒髪はとても美しいし、私は本来の自分自身の髪色や目の「色」をコンプレックスに思ったこともなければ、作り上げたこの容姿には個人的なコンプレックスを打ち消すという働きを持つ要素は一切ない。

もしも私が15年前に生まれていて、褐色肌、金髪、青いカラコンという容姿をしていたら、一見した時にこれらの要素は黒ギャルとして認識され、全く別の文脈で成立していたかもしれない。

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