Wi-Fiさえあればどこででも働けるという“デジタルノマド”が増えているなか、「通勤や職場でのストレスを減らし、仕事に集中できる」と噂のワーケーション。今、ぐんと注目度が上がっています。

「滞在先で多様な価値観に触れることで、自身も成長することができる。オフの時間の使い方も変わり、自ずと人生は豊かになる」。そんな効果を体感したくて、イラストレーターのそで山かほ子さんが、多拠点サービスを提供しているHafHの施設を体験取材しました。

 

そで山かほ子
1978年生まれ、東京都在住。安西水丸塾受講。雑誌や書籍などのイラストレーションを中心に活躍中。旅先や日常で出会ったものや人を、アクリル絵の具をたっぷり使って描いた作品や独特のタッチで描く線画が人気。近年、プライムウッドのカットワークのプロダクトも手がけている。

疲れたら砂浜を散歩。海辺は最高の仕事場!

今回お伺いしたのは、「海宿食堂 グッドモーニング材木座」。

静かで大人向けのビーチとして人気の材木座海岸の正面に位置する〈海宿食堂 グッドモーニング材木座〉。宿泊者は、シェアオフィス〈GOOD WORKING ZAIMOKUZA〉を同時利用できる。開放的な空間と、輝く海への景色を独り占めできる眺望が魅力。

思い立ったときにふらりと旅に出て、旅先で暮らしているように働く。Home away from Home(=第二の故郷)の頭文字をとった「HafH」は、そんなわがままを叶えてくれるのが定額制のコリビングプラットフォームだ。

従来のコリビングというと長期滞在するという概念だったけれど、「HafH」の場合は1泊から利用することができる。

既存の宿泊施設と提携しているため、世界中の500都市以上に735拠点(2021年3月現在)もあるのが利点。宿泊施設としてのサービスが受けられ、気軽に個人で利用しやすい。定額制なので、1回ずつの宿泊予約や支払いの煩わしさはなく、宿泊手配の手間が大幅に軽減される。

旅気分を味わいたいときは、アットホームな温泉宿やカジュアルなゲストハウスへ。近場でも環境を変えてリフレッシュしたいときは、モダンなシティホテルへ、とよりどりみどり。そのときの気分や好みに合わせて滞在先を選べるのがうれしいところ。移住先を探している人が試しに利用することも多いとか。